こころで聞く音
- erico tsumori
- 5月28日
- 読了時間: 2分
更新日:6月26日
陽が昇る少し前、薄明かりにわたるオームの響き。
一つの身体のひとつながりの呼吸から、ほどけていく場。
朝鳥たちの鳴き声や、森に潜む獣の吼、
風ゆらす樹々の葉音や雨音までも、一体でした。
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言語が苦手で、母国語は日本語ですか?と聞かれることがこれまで何度かありました。
連なる文字を音で読むので、文章を読むのにとても時間がかかります。
途中で断念することがある一方で、理解が及ばなくても、さらと涙がこぼれることもある。
解釈とは異なるものに応じているのだろうと思います。
人が、早朝の響きにはこばれてゆくようなものかもしれない。
誰もが絶えず、やっていること。
音で読む私の、親しき友は "朗読をする人" で、それも、不思議で自然なご縁です。
言葉がそんなふうに流れていると、意味を捉えられなくなることがある。
"あなたは何に関心がありますか?"
関心、かんしん…
関心は、心が関わっている何かのこと… かんしん…
答えに窮して「 いま、感じているのは—— 」
とゆっくり言葉にし始めたことがきっかけで、本をつくることになりました。
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『道すがら』
play of praying - sounds in silence -
¥2,300(税込・送料込)
発行|2025年5月13日
企画・編集・構成・デザイン|佐伯 剛 津森 絵理子
写真・言葉|津森 絵理子
発行所 かぜたび舎
210mm × 265mm
136 pages(言葉 44ページ・写真 92ページ)
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A book is born.
Some once told me that making a book is like becoming a bridge.
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『道すがら』
play of praying - sounds in silence -







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