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こころで聞く音

  • erico tsumori
  • 5月28日
  • 読了時間: 2分

更新日:6月26日





陽が昇る少し前、薄明かりにわたるオームの響き。

一つの身体のひとつながりの呼吸から、ほどけていく場。


朝鳥たちの鳴き声や、森に潜む獣の吼、

風ゆらす樹々の葉音や雨音までも、一体でした。





ashram | Dec 2019


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言語が苦手で、母国語は日本語ですか?と聞かれることがこれまで何度かありました。


連なる文字を音で読むので、文章を読むのにとても時間がかかります。

 

途中で断念することがある一方で、理解が及ばなくても、さらと涙がこぼれることもある。


解釈とは異なるものに応じているのだろうと思います。


人が、早朝の響きにはこばれてゆくようなものかもしれない。


誰もが絶えず、やっていること。




音で読む私の、親しき友は "朗読をする人" で、それも、不思議で自然なご縁です。



言葉がそんなふうに流れていると、意味を捉えられなくなることがある。



"あなたは何に関心がありますか?"




関心、かんしん…


関心は、心が関わっている何かのこと… かんしん…



答えに窮して「 いま、感じているのは—— 」

とゆっくり言葉にし始めたことがきっかけで、本をつくることになりました。


 


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『道すがら』

  play of praying - sounds in silence -


¥2,300(税込・送料込)

発行|2025年5月13日

企画・編集・構成・デザイン|佐伯 剛  津森 絵理子

写真・言葉|津森 絵理子

発行所 かぜたび舎


210mm × 265mm

136 pages(言葉 44ページ・写真 92ページ)


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A book is born.

Some once told me that making a book is like becoming a bridge.




 


< ご購入はこちら >




『道すがら』

play of praying - sounds in silence -


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