本をつくりました
- erico tsumori
- 5月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2 日前
本をつくることについて、お声を掛けてくださった方がいました。
武蔵野の水辺を歩き、幾層かの対話をしました。
「これまで撮ってきた写真とありのままの言葉で
一つの世界にまとめてはいかがでしょうか。
この世の誰かとのあいだの橋になりそうな気がします。
もし、その気持ちが少しでもあれば、お手伝いします。」
とお話くださいました。
迷いなく「つくります」と応えた自分は不思議でした。
私にとって写真は撮る瞬間のことで、 撮ったものを見ないこともよくあって 過去の多くは数年前に消えていました。
手元の写真を眺めて彷徨う時間は、降りてゆくことでした。
半年を経て、応答を重ねるうちに一冊に成っていきました。
ひとりでは輪郭を得られませんでした。
*
協働くださったのは、雑誌『風の旅人』の編集長の佐伯剛さんでした。
本をつくるお手伝いをすることもまた、
自分にとって「橋をかける」ことだと辛抱づよく伴走くださいました。
本のタイトルの「道すがら」は、私の言葉と写真を受けて、 荘子の言葉「逍遥遊」から抽出くださいました。 逍遥遊(しょうようゆう)というのは「そぞろ歩き」という意味ですが、 目的に縛られない自由の境地のことであり、 そこでは自然と融和して自由な生き方ができると荘子は説いています。
何者であるか、何のためか、是か非かと
求めたり求められたりしていると、声が出なくなることがあります。
いま生きる道すがら、はたらきかけに応えていく。
言葉と、言葉以前のことばをきいてゆく。
うつし、うつされてゆく。
その道自体が、何処かの誰かに糸を渡すことになるかも知れない。 そうして、はこんでいただきました。
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『道すがら』 play of praying - sounds in silence -
¥2,300(税込・送料込)
発行|2025年5月13日
企画・編集・構成・デザイン|佐伯 剛 津森 絵理子
写真・言葉|津森 絵理子
発行所 かぜたび舎
210mm × 265mm
136 pages(言葉 44ページ・写真 92ページ)
*お問い合わせ等は、こちらのメールアドレスにお願いいたします。
mail : elliet1103@gmail.com
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A book is born.
Some once told me that making a book is like becoming a bridge.
Not to be defined, but the pleasure of being a bridge.
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『道すがら』
play of praying - sounds in silence -



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